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花と野鳥と 時々寄り道

花のプレゼント

 萌え出した若葉のやわらかな緑色をみていると
 なんだか元気がもらえそうな気がする、そんな季節になりました。
 あなたはどうしていますか。
 
 この季節「こんどは私の番よ」と言っているかのように
 木々も次々と花を咲かせ始めます。
 どうだんつつじ、はなみずき、もっこうばら、かえで、みつまた
 我が家の庭も毎朝新しい花が咲いたり、若葉がのびたりと
 表情をかえてみせてくれます。

 花といえば、先日思いがけなく花束の贈り物をいただきました。
 歓送迎会のようなセレモニーでいただく花束も
 それはそれでうれしいけれど
 予想もしていない方からふいにもらった花束に
 うれしくてありがたくて、胸がいっぱいになってしまいました。
 
 花束を抱えて歩いていると、それだけでなんだか幸せな気分になります。
 それは、いただいた花束でも、差し上げる花束でも、そうです。
 花束をプレゼントするとき、私はいつもその人が好きで身に付ける色に
 似合う色の花束にします。
 プレゼントするまでの間、その人が抱えたときの姿を思い浮かべて
 私までうれしくなってきます。

 私が初めてひとに花束をプレゼントしたのは小学校3年生のとき。
 母の日に早起きしてお小遣いをにぎりしめて花屋さんで買ったのが、
 カーネーションとカスミソウの花束。
 そのとき初めてカスミソウという花と名前を知りました。

 このカスミソウだけを両手にかかえるほどの花束にしたものが好きです。
 脇役に徹することの多い花ですが、
 真紅のバラやカサブランカといった一輪で主役をはれる花より
 なぜだか心惹かれます。
 
 主役になれなくても、なくてはならない存在のあることを
 知るようになったからでしょうか。
 そして、そんな存在を愛しく思うことが多くなったような気がしています。


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